『溶ける。』本編公開しました。
今回は、新入生・三橋渚の成長物語を描きます。
渚が好意を抱く真凜との関係もそうですが、”芝居とは何か”、というテーマに踏み込んでいきます。
個人的に大切なセリフだったのが、真凜の言葉
「自分に勇気がないなら、演じてしまえ」
役者とは、自分ではない何者かに成り、言葉と感情を届ける者。
もし自分自身として発言する勇気がないのであれば、別人となり、届ければいい。
私はお笑いが大好きなのですが、昔、ダウンタウンの松本さんが言っていた言葉を今でも覚えています。
自分自身でコントをやるのは恥ずかしいから、キャラクターを作り上げて、その人物として演じる。
当時、「夢で逢えたら」でガララニョロロを演じてましたね。
印象的だったのが、ウッチャンナンチャンの内村さんも同じだと松本さんが言っていたこと。
二人ともコント師でもあり、コント内で様々なキャラクターを演じてきていましたが、そういった理由もあったんですね。
最近だと、アメリカのコメディスケッチで有名なKey & Peeleの動画も結構観ます。
この二人も作品毎に全く異なる人物を徹底的に作り上げてくるので、面白くて笑うのと同時に、役作りに感心してしまいます。
ジョーダン・ピールは映画監督としても成功しましたね。
『GET OUT』は素晴らしかったです。
海外だと、演技の根幹としてメソッド・アクティングを学ぶことが多いですが、日本は演技論とか、芝居論をしっかり学ぶ機会が少ないと思います。
私は文学として演劇を学ぶべきだと思っている人ではあるのですが、渚が通う高校はそうではないです。
だから彼女たちは、自分たちで、手探りで演技論を構築しようとしていく。
それは時に間違いを起こしたり、まだ誰の手にも届いていなかった新しい演技論を見つけたりと、面白い発見がたくさんあります。
作品内では、特殊な方法で演技練習を行っていますが、真凜にとってはそれも大切なプロセス。
ただ、純粋で無垢な渚にとっては刺激が強いです。
ここから渚がどうやって成長していくのか、そして真凜との恋仲はどうなっていくのか、ぜひ見守って頂ければと思います。
BUZZ